動画配信におけるセキュリティとは?おすすめ動画配信プラットフォームも紹介
動画が私たちにとって身近なものとなり、企業でも動画を制作して動画配信プラットフォームで公開し、ビジネスに役立てるところが増えてきています。
ところで、動画配信においては、セキュリティが大切であるということをご存知でしょうか?セキュリティについて何も知らずに配信してしまうと、情報が漏えいしたり、違法ダウンロードなどにより権利や利益を侵害されてしまったりする恐れがあります。
今回は、動画配信におけるセキュリティとは何か、また、セキュリティの強い動画配信プラットフォームの選び方について解説いたします。
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導入メリットや選ぶ際のポイントについて解説
1. 動画配信におけるセキュリティの重要性
動画配信においてセキュリティが重要なのは、動画をビジネス利用する場合、企業の内部研修用の動画などノウハウや機密情報など、社外には閲覧させたくない情報が含まれていたり、有料コンテンツなど動画の閲覧自体に価値を持たせていたりするためです。
動画配信の方法としてはファイルサーバーやWebサーバー、ストレージサービスなどを利用して動画を共有する方法もありますが、いずれも視聴者に動画ファイルをダウンロードさせる方式のため、視聴者が動画ファイルを勝手にSNSにアップロードして公開したり、動画を改変して悪用したり、転載して不当に利益を上げたりされる恐れがあります。
届けたいユーザーだけに限定して動画を公開できたり、ストリーミング方式で視聴させられたり、IP制限やドメイン制限、ワンタイムURLなどの機能を持つ動画配信プラットフォームを選ぶことが大切です。
また、ユーザーがどの動画を視聴しているかといったプライバシーを守るため、動画の通信が暗号化されたり、動画配信プラットフォーム自体のセキュリティ対策が施されていて、外部などからサイバー攻撃を受けた際に、データベースに格納した動画データが漏えいしたり消失したりしないこと、ユーザーの個人情報が漏洩しないようなものを選ぶ必要があります。さらに、動画の著作権を保護するためDRM(Digital Rights Management/デジタル著作権管理)も提供されていると良いでしょう。
2. セキュリティに強い動画配信プラットフォームのポイント
セキュリティに強い動画配信プラットフォームを選ぶポイントとして、「ストリーミング形式」「動画の暗号化」「ユーザー管理」「リファラー・ドメイン制限」「動画の著作権管理」などが利用できるものであることを推奨します。
ストリーミング形式
ストリーミング形式とは、インターネットを介した音声や動画ファイルの再生方法の一つで、ファイルをダウンロードしながら再生する方式です。視聴するデバイスにファイルデータが残らない点や、大きなサイズのファイルであっても視聴のための待ち時間が短くて済む点が特長です。オンデマンド配信でもライブ配信でも活用される再生方法です。
ストリーミング形式で配信することにより、視聴者に動画データを渡さずに済むため、無断で改変されたり転載されたりすることを防げます。著作権や機密情報などを守ることができます。
動画の暗号化
動画が暗号化されていない場合、ストリーミング方式で配信したとしても、有料コンテンツなど視聴者を限定して視聴させたい動画の通信が盗聴されてしまうと、情報漏えいやコンテンツの価値の低下、著作権侵害につながる恐れがあります。
そこで、動画を暗号化して配信する方法があります。視聴者側では、暗号化された動画データとともに複合のために必要なキーも受信します。第三者が動画データを盗聴しても、複合キーがなければ動画を視聴できないため、不正利用を防ぐことができます。
ユーザー管理
ユーザー管理機能を利用すると、ユーザーまたはユーザーグループごとに、視聴できる動画や動画ジャンルを指定して権限を管理できます。このため、視聴させたいユーザーだけに動画を届けることができます。
リファラー制限・ドメイン制限・IPアドレス制限
リファラー制限とは、動画配信用のURLへ遷移する前のURLを制限することで、第三者からのアクセスを防ぐ方法です。
ドメイン制限とは、動画をWebサイト(イントラネットなど)上で配信する場合、視聴を許可するドメイン名(@以下の部分)を指定することで、特定のドメイン名のWebサイト上に再生プレイヤーがないと視聴できないように設定する方法です。動画を掲載したURLを第三者に共有されても視聴される心配がありません。
IPアドレス制限は、視聴可能なグローバルIPアドレスを設定する方法で、イントラネット上以外での配信にも活用できます。企業の研修動画などで有効です。
動画の著作権管理
「動画配信におけるセキュリティの重要性」でも触れましたが、DRM(Digital Rights Management/デジタル著作権管理)を利用することで、動画の不正利用を防げます。DRMは、動画のほかにも音楽や画像の著作権保護に活用されている仕組みです。
動画の再生中のキャプチャや録画、印刷ができないようにしてあったり、再生期間や再生回数、再生可能なハードウェアが制限されていたりします。
3. セキュリティに強い動画配信プラットフォームを紹介
上でご紹介したような機能が搭載された動画配信プラットフォームを選べば、セキュリティの高い動画配信が可能です。
こうした条件を満たす動画配信プラットフォームが「Bizlat cloud」です。理経が提供しているBizlat cloudは、多くの配信実績を持つ動画配信・管理システムである「Bizlat」と、「Microsoft Azure」を組み合わせたクラウド型の動画管理・配信プラットフォームです。
Bizlat cloudのセキュリティ機能
Bizlat cloudは、次のようなセキュリティ機能を兼ね備えています。
SSL(sttps)
Bizlat cloudでは、SSL(sttps)を利用したセキュアな通信で動画配信を行っているため安心して動画配信を行えます。
ストリーミング配信
Bizlat cloudでは、ストリーミング配信を採用しており、データが端末に残らないので、第三者に動画を共有されるなど、不正利用の心配がありません。
リファラー制限
遷移前のドメインが指定されたものかどうかを判定することでアクセスを制限し、外部からの不正アクセスを防ぎます。
IPアドレス制限
特定のIP アドレス以外からのアクセスを制限し、外部からの不正アクセスを防ぎます。
シングルテナント
動画配信プラットフォーム上でデータを格納しておく動画ストレージ環境は、ほかの企業と共同のマルチテナントではなくシングルテナントにて提供しており、高セキュリティです。
このほか、オプションで暗号化やDRMも提供しております。
4. まとめ
動画配信におけるセキュリティの重要性や具体的な対策技術についてご紹介しました。
大事な動画コンテンツが不正利用されないよう、セキュリティ性能の高い動画配信プラットフォームを選びましょう。
上でご紹介した「Bizlat cloud」についてもっと知りたいという企業様は、下のリンクよりお気軽に資料をご請求ください。
お困りごとがありましたら、お気軽にご相談頂ければと思います。