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「通信/放送」から「BCP/災害対策」まで幅広く利活用される衛星通信システム

「通信/放送」から「BCP/災害対策」まで幅広く利活用される衛星通信システム

はじめに

今回は通信/放送からBCP/災害対策まで幅広く利活用されている衛星通信システムの基本説明と、弊社のシステムインテグレーションサービス及びシステム導入後の保守サポートについてご紹介します。

1.衛星通信システムとは?

静止衛星上の宇宙局と地球上の地球局間の通信のことを意味します。通信衛星に搭載されているトランスポンダ(※1)は数十MHz以上の広い帯域を持っており、TVなどの映像信号(4K,8Kなど)や高速のデジタル信号の伝送を容易に行うことができます。

衛星通信システムとは?

※1 トランスポンダ:衛星に搭載され、地上から送られた微弱な電波を受信し、地上に送り返すために電力を増幅するための中継器

2.衛星通信の特長・特性

この項では、衛星通信の特徴と特性について詳しく解説します。

衛星通信の特長

衛星通信は地上回線を用いた通信と比較し、様々な特長を兼ね備えています。特に耐災害性の特長を生かし、衛星回線を地上回線のバックアップ回線として用いることで、地震などの天災により地上回線が利用できなくなった場合でも、衛星通信を利用することで事業を継続させることが可能となります。

【同報性】・・・多数の受信地球局に、同時に同一の情報を伝達
【大容量】・・・衛星が搭載するトランスポンダが広帯域なため、大容量の情報を伝達可能
【広域性】・・・一つの衛星で地球の3分の1をカバーすることが可能(3つの衛星で地球全体をカバー可能)
【柔軟性】・・・物理的な通信ケーブルを使用しないため、地球局の新設、移設、撤去が容易
【耐災害性】・・・無線通信であるため、地震や火災による影響を受けにくく、安定した回線を継続
【多元接続】・・・複数の地球局間で同時に回線を接続することが可能

衛星通信の特性

衛星通信はマイクロ波帯の電波を用いた無線通信であり、マイクロ波特有の特性を持っています。

【衛星遅延】
静止軌道衛星の場合、地球から衛星までの距離は約36,000kmあるため、通信(往復)に約500msec(0.5秒)の遅延が生じます。そのため、衛星を利用したVoIP通信では自分の声が少し遅れて相手に届きます。また、TCP通信のような到達確認を行う通信においては有線と比較し、通信速度が低下します。

衛星通信の特性

【降雨減衰】
電波は雨に弱い特性をもっており、電波の一部が雨粒によって吸収・反射され減衰します。そのため、雷雨や集中豪雨の場合は受信不良となる可能性が高くなります。ただし、すべての電波が雨に弱いわけではなく、周波数が高い電波ほど雨による影響(減衰)が高くなります。

衛星通信の特性

3.地球局の設備構成例

衛星通信用地球局の規模および構成は、扱う信号の種類やサービス形態によって異なりますが、基本的な設備構成は以下となります。

インターフェース系は音声/映像/データなどの信号(ベースバンド信号)を扱う部分であり、ベースバンド信号はそのまま電波として放射することができません。そのため、変復調系の変調器にてIF(中間周波数)信号に変調を行います。通常、IF信号は70MHz、140MHz、1GHzなどの帯域幅を意味します。変調されたIF信号は、周波数変換器によって電波として放射される周波数(RF信号)に変換されます。その後、アンテナ系の反射鏡から地上約36,000km上空の静止軌道衛星に電波が到達します。

地球局の設備構成例

4.当部門の紹介と強みについて

ここからは衛星通信システムにおける当部門の事業内容、システムインテグレーション、システム導入後の保守サポートについて簡単にご説明します。

事業内容

当部門は衛星通信システムにおける企画(提案)、設計、構築、導入、保守などを一貫して請け負い、商社の強みを活かし海外の先進技術を一早く取り入れ、お客様のニーズにマッチした最良の衛星通信システムをご提案します。

前述の「地球局の設備構成例」に記載した様々な通信機器はもとより、それ以外の関連製品についても、全て当部門からご提案が可能となります。また、複数の海外メーカーの取り扱い製品の中から要求仕様を満足する製品を複数ご提案することで、お客様の選択肢を増やしより良いシステム構築にお役立ていただけます。

システムインテグレーション

当部門は大きく分けて営業部隊、技術部隊、保守部隊の3部隊で構成されています。営業部隊は提案書の作成、見積書の作成をメインに担当し、技術部隊は要求仕様を満足する機器選定、図面作成、機器の事前動作確認、システム構築・導入をメインに担当します。そして、保守部隊はシステム導入後の定期メンテナンス、機器障害対応(24/365の保守対応可能)をメインに担当します。

このように、営業部隊、技術部隊、保守部隊の3部隊が協調することで、企画(提案)、設計、構築、導入、保守の一貫したシステムインテグレーションを実現します。

システム導入後の保守サポート

どんなに最良なシステムを導入しても、経年劣化や機器のバグなどによりシステム障害や機器障害が発生してしまう場合があります。その際に最も重要なことは迅速且つ正確な障害対応を行うことです。当部門では、お客様のご要望に応じて24時間365日の保守サポートに対応しており、障害によるサービス断を最小限に抑えます。

5.終わりに

当部門は衛星通信システムに特化した製品とそれに付随した関連製品を数多く取り扱っています。また、それら製品を含めたシステムソリューションのご提案も可能となります。

これから新たに衛星通信システムの導入を検討されている企業様や既に衛星通信システムを保有しているがリプレイスを検討されている企業様は、ちょっとした相談事や具体的な製品問い合わせなど、どんなことでも構いませんので、お気軽にお問合せください。当部門が責任をもってご対応します!!


お困りごとがありましたら、お気軽にご相談頂ければと思います。

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